フヂログ

高知で弓を引いています。

弓道練習日誌 その8

 さあ,段々と弓道ブログらしい内容になってきました。ページビューが順調に下がっております。弓道。楽しいよ!!

 

 今日は午前中で仕事を終え,昼飯を食べてそのまま道場へ行った。左脇に薪にするための材木と右手に木炭やガストーチやのこぎりが入った袋を引っ提げて。誰もいない道場で僕は,射初め会で行うバーベキューの下準備をし始めた。大掃除の事前準備として,各箇所の点検,todoリストの作成。廃棄予定の的枠の分別。去年までは何一つしなかった僕が,こんなことをしている。

 

 どういう心境の変化が自分の中で起こっているのか,自分でもよくわからないが,僕という存在が,道場にあるおおきな歴史の流れに引き込まれていく。でもそんなたいそうなことではないか。日ごろお世話になってるから,何か自分でできることをやろう。そう思っただけなのかもしれない。

 

 僕が通っている道場では,何か行事をする際、ほぼ思い付きで,日程を決め,大体の内容を,道場内の黒板に掲示するだけだ。あとは各自声をかけあって参加者を集め,何か物を持ち合って,ゆるい雰囲気の中弓道を楽しむのが恒例だ。

 

 各自勝手に良かれと思うことを自由にやって,何とか形になっていく。これは,道場に集う人のモラルの高さが極めて高いからできる芸当だと僕は思う。また,この道場が好きだという気持ちがそれぞれの人の中にあるからだとも思う。神棚のしきびは誰が替えてくれたのか,見るたびに新しいし,巻き藁を使用した後は悲惨した藁をきちんと掃除してくれる人がいる。

 

 それぞれ皆が,自分の得意分野を持ち寄って,楽しいことをしようとしている。もちろん,来て弓を引いてお酒飲んで楽しむだけでも,だれも文句は言わない。一見ゆるくて適当。しかしながら,行事はほどよく進行し,それでいて楽しい。

 

 意外と,このような不思議なつながりが,現在の閉塞した社会構造を突破するヒントになるんじゃないかなと,僕は勝手に推論している。だから,僕はもう20年くらいは先生と一緒に弓が引きたい。僕が一人前になるまで育ててください。20年では足りないかもしれない。しかし,もっと上手くなりたい。知りたい。とにかく,少しずつでもいいので,僕は弓を引き続けます。

弓道練習日誌 その7

 今日は,いつもとは違った身体の感じだった。引き分けから会にかけてはいつも通りなんだが,矢の飛びが悪い。最初の1本は的の前下に外した。3日ぶりの練習。そんなに期間は空いてないと思うのだけれど。

 

 今の課題は,拳に力を入れないことと肩に力を入れないこと。そのためにはどうすれば良いか試行錯語することだ。各部の力が入らないことで,段々と手の内の受けや弓手の押し方の感覚がつかめてきた。前ほどは弓手を抑え込んではいない。

 

 「もっと楽に打ち起こせるはずぞ」と言われ,そこからは丹田に力が入るよう意識した。腕や肩に力が入ったままでは,弓の力を感じることができない。そうなるとどう離して良いかわからない。会に入り右手と左手の感覚をとらえ,タイミングで離すほかない。そのような的中は続かない。

 

 力が入らないようにするためには,まず呼吸を意識する。吐く息で打ち起こし,その打ち起こしは,自分が背伸びするかのようにどこまでも伸びていく意識を持つ。大三は鼻歌気分で両ひじの張りだけを意識する。引き分けはそのまま引き分ける方へ引き分ける。途中,両肩を合わせようとして妙な動きをしない。同じ力と方向で引き分ける。的付けしたときも同じだ。同じ方向にずっと伸びていく。背中の骨が左右に開くように。

 

 そして,離れの瞬間に角見を利かして離す。これらの意識のおかげで中盤からよく的中するようになった。引き分けのイメージはこんな感じで良いようだ。ただし,的付けして左右の片を合わせないこと。そのような動きは僕にとって,弓手を抑え込む原因となるようだ。

 

 的を引く前,手の内の受けの感じを先生から教えを受けた。どうやら,僕の右手の掌の筋肉はほとんど使われていないようだ。特に親指付け根の筋肉と小指の付け根の筋肉だ。これは昔から言われていることで,やはりここを克服しないと,安定した的中は望めない。越えなければいけない壁がある。この壁は長年放置していたが,そろそろ乗り越える必要がありそうだ。

 

 その前に,身体で引くことのカンを取り戻さなければならない。手の内はそのあとだ。どんな変な手の内でも良いので,大三から会に至るまでの受けを変えないこと。的付けするときに引き分けの方向を変えないこと。形にとらわれず,的にもとらわれず,自然体で弓を引くためには,今ある癖をしないためにどうすれば良いのか。練習の日々は続く。

 

 「もし力を入れるとしたら丹田だ」と先生が言っていた。ここを意識すると矢は的の11時方向に外し続けた。もしかしたら調子が上向いているのかもしれない。方向性はあってるはずだ。間違っていたら修正すればよい。どんな弓を引きたいか自分の理想をイメージして,現在とのギャップを埋めていく。あと,1,2か月ほど引けば何とか形になるだろう。

 

 ただ継続。僕の中にゆっくりながらも,しかし確実に変革をもたらしている。大きな車輪を回そう。その動きが止まらなくなるまで,僕はあきらめずに,その車輪を回し続けるつもりだ。