フヂログ

高知で弓を引いています。

BONJOVIの新しいアルバム買いました。聴きました。 その1

ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール -デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

 

 今回は11月4日に世界同時発売となった,ボンジョヴィの最新アルバム「THIS HOUSE IS NOT FOR SALE」を聴いての感想をきままに述べます。ちなみに,僕はファン歴20年近くのコアなファンですので,今から書くことは,自分で言うのもなんですがマニアックです。しかしながらファンクラブには入っていないというどうしようもないめんどくさがり屋です。

 

1.アルバム全体を通しての印象

 アルバム全体を通して聴いたところ,統一感のある音の創り方という印象でした。シャリシャリっとしたリズムギターデイビッド・ブライアン(key)のポンポコしたピアノとキーボードが鳴って,後ろの方でティコ・トーレス(drum)のドスの利いたドンドコリズムが骨になっているという感じでした。完成度は非常に高いと思います。ただ,好みによると思うのですが,僕的には良くもなく悪くもなく。「ああ,最近のボンジョヴィの音だな」っていう感じでした。

 

 しかし,歌詞に関しては毎度のことながら「素晴らしい」の一言です。僕は歌詞について言えば,このアルバムが一番好きかもしれません。相変わらず日本版のボーナストラックが多いのも嬉しい限りです。また,ソングライティングにはすべての曲についてジョン・ボンジョヴィ(vo)(以下ジョン)が関わっていることも評価できます。

 

 これらの歌詞は,ただ年齢を重ねた人には書けない詩だと思います。お気に入りのフレーズがいくつかあるので,それは後述します。歌詞が素晴らしいだけに,曲が今一つというところが少し残念な気がします。ギターソロも少なめですが,フィルXが良い仕事をしています。2013年の京セラドームで彼の演奏を聴きましたが,とてもよかったですよ!力強い彼のパフォーマンスは大好きです。

 

2.僕が考える「アルバムに込められたメッセージ」 

 曲が今一つと感じてしまうのは,やはりリッチー・サンボラの不在が非常に大きいと僕は感じます。本アルバムのプロデューサーのジョン・シャンクスは曲作りについては,十分な仕事ができていないと思います。

 

 しかし,僕はこうも考えています。あえて,このレベルの曲作りに抑えたのではないかと。本来なら,後任のフィルXがもっと前面に出てきて,ガンガンとギターを奏でれば,もっと良い作品ができたのではないかと思います。そのサウンドはこれまでのボンジョヴィのサウンドとは異質なものとしてファンからとらえられる可能性がありますが,それでもかなりの確率で大きなヒットを生み出すポテンシャルを持っていたと思います。

 

 しかし,あえてその選択はしなかった。やろうと思えばできたと思いますが,アルバムを通してジョン・シャンクスの要素が半分,フィルXの要素が4分の1くらいでバランスを取っています。結果として,少し中途半端な曲作りになってしまった。リッチーが抜けたあとの要素をどう埋めていくか,その点でどうバランスを取っていくか,ということで,ジョンは難しい曲作りに直面したのではないでしょうか。そして彼はその困難な選択をするしかなかったのではないかと思います。

 

 では,なぜ,あえてジョンは困難な道を選択したのか。これも僕の推測ですが,このアルバムはファンに対してではなく,「ジョンがリッチーに向けて作ったアルバム」なのではないかと。あえて,抑えた曲作りに徹し,リッチーがバンドに戻ってこられる余地を持たせているような印象。もっと言えば,リッチーが戻ってくることでパズルのピースがあうような音に僕には聴こえました。

 

 では,なぜリッチー不在を印象付けるようなサウンドに仕上げたのか。それは,「ジョンはリッチーに帰ってきて欲しい」のだと思います。でも,ロックな方々は不器用ですから。そう,面と向かって言えないんだと思います。

 

 以上は,僕の推測と妄想に過ぎません。かなり「リッチーに帰って来てほしい!!」という僕の願望のバイアスがかかってますので,真に受けないでくださいね。少し長くなったので一旦終わり,次回は歌詞からひも解いた「3.ジョンがリッチーに込めたメッセージ」を追っていきます。そして,なぜジョンはリッチーに戻って来てほしいのか。これも僕の妄想にすぎませんが(笑)

 

 でもね,こうやって妄想が広がるほど大好きなバンドが僕にはあるってことが幸せなんだと思います。なんてね。